U-10 国民共済リーグ(後期)

2015年12月6日 U-10 国民共済

@堂後グランド


vs 1-0 UZURA  CKしんゆう→こうしろう

vs 0-2 SEIKA


1勝1敗

(リーグ成績:5勝3敗  残1試合)

国民共済リーグも佳境に入り、気合を入れて臨んだ試合。

子供たちにも気合は伝わり、非常に良いプレーが見られたが、

1試合目で集中が切れてしまったかな?

得たものは大きかったが、考えさせられる1日だった。




◆1試合目 UZURA

集中力が高く、バランスが非常によい戦いが出来た。前線からプレスをかけ続け、絶えず試合を有利に運び、貴重な1点をしっかりと守った。声を掛けあい、皆、フォローの動きができていた。攻撃時、惜しい場面もあったが、強いチームとなるためには、2点3点と得点しきる上手さ、賢さが必要。また、CK(コーナーキック)では、前日の練習通りの素早い位置取り、動きができ、得点することができたのは、大きな収穫。今後は相手も自由に中に入れてくれなくなる。動きのバリエーションを自分たちで考えてみよう。

この日、この試合だけで終わりならば、最高の一日だったが、人生はそんなに甘くは無い。



◆2試合目 SEIKA

序盤にCKで先制され、浮き足だった?

前日のCK練習では、もちろん守備の練習も行ったが、役割決めがしっかりできていなかった?また、ファーサイドに飛んでこないと油断していた?声を掛けあい、自分の担当を明確にし、予測すること。


※敗因

①DF時、味方クリアー(パス)が弱く、精度が悪い。クリアーを拾う側も予測していないため、全て相手に拾われてしまう。その為、前からプレスされ続け、最後はクリアーミスから失点。また、クリアーが拾えないため、ラインが下がり、FWのみの単調な攻めになってしまい、攻撃リズムに乗れない。


今すぐ直せること!ボールを拾う側の動き!。

キッカーの体の向き、体勢からコース、飛距離を予測、さらに相手選手の位置からどこが一番危険(有利)かを判断し、ポジショニングすることが重要。(攻撃時も同様、全員に共通)上手い子は皆これができる、運が悪いから相手のところにボールが飛ぶわけじゃない!


尚、蹴る側の確実なクリアー(パス)については、顔を上げられるだけの足元の技術、キック力、相手選手を少しだけでもかわすフェイント技術も必要。これらは練習していこう。



②自陣バイタルエリア(ゴール正面ペナルティエリアの少し外)での相手パスに対する守備連携の悪さ。相手ドリブルに対応が出来るようになってきたが、相手パスに対し読みが無い。


以下、図があっても、分かり辛いかな?

相手のサイドドリブル攻撃から、自陣バイタルエリアに相手の良い横パスを何度も通されてしまい、ゴール前にて1対2の数的不利状況を作られてしまう。ゴールポスト、クロスバーに助けられたが、本来ならば0-4で負けていてもおかしくない。


これは、A.中央でパスを受ける相手選手にDFがつくのが遅い。B.本来ならば3対3になるのだが、最終的にパスを出すドリブルをしている相手選手にDFが2人ついたたため、中央では、1対2になっている。バイタルエリア近傍の相手選手の配置をしっかりと確認し、相手ドリブラーに対峙している味方にフォローに行くのか、パスを警戒した位置取りとするのか考えてほしい。また、残った味方選手は敵の動きだけでなく、味方の動きにあわせ、何をするべきなのかを考えてみよう。


※今回の試合では、中央にカバーに入ったISSサイドバックは、中央にいる相手選手へのケアA(パスカット、シュートブロック)。と、走り込んできた相手逆サイドハーフの選手には、ISS逆サイドハーフがケアBする。

今後は、次のSTEPを考え練習してみよう。

相手パスに対する守備の警戒、連携の仕方。

どこにリスク(危険)があるのか、誰がどのリスクを受け持つのが良いのかを考えてみよう!

時には、仲間を信頼し、任せることも必要!(仲間へフォローに行かず、人が足りない場所をケアする。)


・ボールから遠いサイドハーフがDF意識持ちポジショニングし、ケアすること。

・フリーの味方をフォローに呼ぶ、相手選手について行くなと指示するなど、状況確認、判断を各自行い、仲間へ指示を出してみよう!



◇その他

相手選手のロングスローイングに対し、何度も頭を越された。練習でも教えたように、絶対に頭を越されてはいけない。初見の相手がどれだけスロー出来るかは誰にもわからない、それならば近づいてはいけない。また、何度も許すことは考えられない。プロの試合のスローイングを見て考えてみよう。今回は回答を記載しません。(サッカーノートに回答し、見せてね)




■良かった点

①声の掛け合い〇、仲間をしっかり見ている。表情にも表れている。

②ボールに関係のないところでカバー、フォローの動きが多く見られた。前と違い、ボーッとしている子がいなくなり、全員が絶えず考え、動けるようになった。

③攻撃にかかわる選手が増え、バリエーションが増えてきた。また、DF選手の攻撃組立の兆しが見え始めてきた。(攻撃のやり直し、サイドチェンジ、フリー時のドリブル等)

④CKで得点できた!(初めてでは?)


これから、もっともっとサッカーが面白くなる?!!!


■気になった点

⑤サンキューが少ししか聞こえなかった。(皆、言ってるらしい、コーチの耳が悪い?)

⑥SEIKA戦 上述の通り。



■今回のMVP(評価順)

◇84:勇気を持って、前に飛出しクリアー!

あまりに前にいて、びっくりしたが、その気持ちが大事!

ペナルティエリアはもちろん、守備のリーダー!自信を持って動き、指示を出そう!


次点

◇95

トラップからのドリブルも良く、攻撃組立の雰囲気が出てきた。80を上手く使って、もっと楽に自由にプレイしてみよう!ただし、ファウルスロー1試合に2回はXX!


◇92

プレイに安定感があり、声も良く出てる。

攻撃参加したくて、うずうずしているのが良くわかる。

もう少ししたら、攻撃組立、攻撃参加を教えるので、待ちなさい。

ただし、前から言っているようにクリアーをしっかり!

ゴール前で正面を向いてクリアーするということは、敵とGKがどこにいるかわかるはず?GKに取らせるという判断があることを忘れずに!

CKでは、前日の練習では空振りしていたが、コーチの教え通り、体の向きを考え、足で蹴ることに拘らず、見事に押し込んだね 〇!



◇83

得点には至らなかったが、シュートシーンを演出できた。

前で敵を背負いながらボールを受け、フリーの味方に渡すような

プレーを心がけてみよう。もっと仲間を呼んでみよう!


◇85

CKは〇!得点時以外のCKでもフリーの味方に合わせられていて良い!しかし、今日のミドルシュートはX。苦しい体勢かもしれないが、シュートする姿を思い描いて、トラップ、ステップすること。また、球離れが遅くXXX、効果的にチームに貢献できていない。パスが出なければ味方は走らない、それは習慣になる。チームが変わってきていること、自分が何をするべきかをよく考えること。



■所感

国民共済リーグも佳境に入り、チームの現状、成長、実力を図るためにも、気合を入れて臨んだ試合でした。(2試合目コメントの長さからも見て取れます!)結果としましては上述の通りですが、以前に比べ、試合内容が本当に面白くなったと感じております。皆さまはいかがでしょうか?(子供たちの試合は日本代表戦より面白い?)


5連勝はまぐれではないと強く確信しましたが、勝ち続ける安定感、実力はまだまだ無いと感じております。しかし、就任当初に比べれば子供達のやる気、理解力は飛躍的に向上しており、おかげ様でコーチとしても教えることが、前より楽しくなって来ております。


国民共済リーグの残試合は来年の予定ですので、公式戦は今回で本年最後。課題はまだまだ山積みですが、成長も感じられ、来年も希望が持てる良い試合でした。来年は、より面白い試合ができればと考えております。


12月下旬には練習試合も予定されておりますので、引き続き暖かいご声援を頂けると幸いです。


これからも、サッカーを通じて仲間を大切にし、自分の可能性を信じ、もっともっと頑張ろう!